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健康情報(コーヒーの効能)

 

変更履歴

 

2020年 4月6日 全面リニューアル

本ヘージの概要

本ページは、コーヒーの健康に関する効能について紹介します。(平成26年1月31日 記載)

ここで紹介する内容は、平成25年7月7日に日経新聞(朝刊)に掲載された内容の概要です。

但し、他の健康に効果があると言われる食べ物、飲み物でも同じですが、コーヒーをそれだけ飲んでいれば健康になるものではありません。 バランスの良い食事をするのが重要です。

コーヒーについては、以前はカフェインが体に良くない等との話が一般的でしたが、調査した結果、一部は効果が認められた点もあり、まだ結果が出ていない部分もあります。

それらを一覧表にすると、次の様になります。


 対象の病気  効能の成分  主な作用
 評価が定まってきた効能  
がん(肝臓、子宮、大腸、頭頸部)  カフェイン
クロロゲン酸
 酸化反応や炎症を抑え、細胞を保護(がん発生を抑制)
 2型糖尿病  クロロゲン酸  糖の吸収を抑制。
インスリンの分泌を促進
 パーキンソン病  カフェイン  神経細胞の保護
 検証が進められている効能  
 アルツハイマー病  カフェイン  中枢神経を刺激
 慢性肝炎  カフェイン  肝臓細胞の保護
 調査が少ない事項  
 動脈硬化、血栓   ニコチン酸  脂質の代謝を改善
 5-HMF  血液の凝固を抑制
 肥満  クロロゲン酸  糖の吸収を抑制


  • がんに対する効能

  効能としては、あくまでがんの発生を抑制するもので、発症したがんを治すものではありません。

  • 肝臓がんの発症抑制
 毎日コーヒーを1、2杯飲む人の発症リスクは、全く飲まない人の2分の1に低下。

 毎日5杯以上のみ人の発症リスクは、全く飲まない人の4分の1に低下。


  • 頭頸部がんの発症抑制
 毎日コーヒーを3杯以上飲む人の発症リスクは、1杯未満の人に比べ、約40%低下。

コーヒーに含まれるカフェインとクロロゲン酸が、正常な細胞のがん化を抑制すると考えられています。

  • 糖尿病に対する効能
  
  1日7杯以上の飲む人の発症リスクは、2杯以下の人に比べで半分との調査結果が発表されています。(但し、調査対象としたオランダでのコーヒーは薄めなので、7杯は日本では4杯に相当する。)


 クロロゲン酸が作用する詳しい仕組みは世界で解析中。
 糖質を分解する酵素の働きを抑制して血液に含まれるブドウ糖の濃度の上昇を抑制しているのではと考え研究を継続中。


  • 飲みすぎ等に関する注意
 
 ・カフェインが心臓や血管の負担を高める恐れがあり、5~10杯までが1日の目安

 ・妊婦がコーヒーを大量に飲むと流産の危険性が高まるとの調査もある。

 ・コーヒーは胃酸の分泌を促す効果があるので、胃酸過多の薬を服用している人は、コーヒーを避けた方が良い。

(追加情報)
2015年12月に以下のショッキングなニュースが流れました。

概要:定常的に夜勤を行っていた男性が、眠気覚ましにエナジードリンクとカフェインの錠剤を毎日頻繁に摂っていたこころ、カフェイン中毒で死亡。

その結果、カフェインも摂取し過ぎると、中毒になる可能性があるとのことで、コーヒーも一日3~4杯程度が限度との報道が流れました。





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