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体部位別情報(補聴器の型)

 

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2020年 4月6日 全面リニューアル

本ヘージの概要

本ページは、補聴器の種類や、選択方法を簡単に紹介します。

私は、団塊の世代であり、高齢者の仲間入りをした今、段々聴力の衰えを感じており、テレビの音声も聞えづらくなってきました。

 ただ、現在のところ、まだ補聴器は利用しておりません。

ここでご紹介するのは、私の父が、割と早い時期から補聴器を利用していて、その状況を見て感じたことを中心にご紹介します。

 耳穴型補聴器

 耳穴型補聴器とは、補聴器全体が、コンパクトにまとまっており、すっぽり耳の穴に入れて使用するタイプです。

父は、この耳穴型補聴器をずっと使用していました。

 耳穴型補聴器は、他の人から見てもあまり目立たなくて、仕事等で客と会ったりする現役の人にはいいのでしょうが、退職して高齢者となった父には、扱いが難しいようでした。

  • 苦労した点

 補聴器自体が非常に小さいために、高齢者が使用する場合、以下の点が、問題となりました。

 ・ハウリングの発生

  集音部と、増幅した音を出す部分が近いために、補聴器を耳との間に隙間が出来ないように、ぴったりと装着しないと、「ピーピー」とハウリングを起こしてしまいます。

  この補聴器の装着が、なかなか難しく、頻繁にハウリングを起こしていました。

 ・スイッチの操作

  補聴器には電源ON/OFFのスイッチ、音量調整のスイッチがありますが、スイッチ自体が非常に小さく、また、色が本体と同じ肌色のため、スイッチの場所が分からず、操作できないことが多かったです。

  父から、「補聴器を付けても聞えない」と言われて、補聴器を確認すると、電源のスイッチがOFFの状態であったことが度々ありました。

 ・電池交換

 電池も小さなボタン電池であり、電池をセットする場所も、小さな部分になるため、父では、電池の交換ができませんでした。

 また、電池が消耗したこともわかりませんでした。

  父から、「補聴器を付けても聞えない」と言われて、補聴器を確認すると、電池が消耗してしまっていることも多かったです。


 ・行方不明

  一番、大きかったのは、補聴器を何処に置いたか分からなくなり、探しても見つからなかったことがありました。

  仕方なく、何十万円もする補聴器を、もう一台購入しました。 新たに購入した補聴器を使用していると、行方不明であった最初の補聴器が見つかりました。

 これは、補聴器が小さいでけでなく、保管管理の問題ですが、高齢者になると、こんな事も時々発生します。



 ポケット型補聴器


  ポケット型補聴器とは、補聴器の本体がポケットに入る程度の大きさで、その本体からコードでイヤホーンを接続します。

  父はポケット型補聴器は使用しませんでしたが、長所と短所は次の点かと思います。


  • 長所

  ・ハウリングが起きないこと。
 
  ・操作がし易い事

  ・値段が安いこと

  • 短所

  ・服を着替えたりする際、邪魔になること。


 補聴器の型の選択等


 補聴器の種類には、上記の耳穴型、ポケット型の他に、耳かけ型もありますが、私は、高齢者には、ポケット型が一番扱いやすいと思います。

 補聴器の他に、集音器という種類があります。

 補聴器は、薬事法に定められた管理医療機器ですが、集音器等は、通常の電気製品です。

 テレビの音が少し聞えづらい等の場合は、集音器等でも対応できると思います。

 私の場合



  私も年齢と共に、聴力が低下してきたので、2019年に初めて補聴器を購入しました。どの様な補聴器にするか悩みましたが、最終的にはOMRONの軽度の難聴者向けの耳穴型補聴器を家電量販店で購入しました。価格は約4万円でした。
初めて自分で使用して見ると、電池が父の時代からは半分程度に小さくなっていました。また、補聴器自体も小型で軽いのですが、電池交換が難しく、何回か補聴器を購入した店に行って、電池交換をしてもらいました。
最近はやっと電池交換も慣れて自分で出来るようになりました。
ただ、自分の手先が不自由になって来ると、補聴器を壊さずに電池を交換するのが困難になって来るかと心配です。
 父の補聴器では、ハウリングに悩ませられましたが、私が購入した補聴器はハウリング防止の機能がついており、補聴器を耳にセットする時だけハウリングの音がしますが、直ぐにハウリングは治まります。(今の耳穴型補聴器はハウリング防止機能が付いているものが多いです。)

 この2019年に購入した補聴器も、丸1年と少し経った時に失敗してしまいました。
補聴器は通常毎日装着しており、夜風呂に入る前には取り外していました。
それが先日、この新型コロナウイルスの感染防止策として、外出から帰宅した時に、先ず、手洗いと顔を洗うことにしましたが、うっかりして補聴器を付けたまま洗面台で水道を出しながら顔を洗ってしまい、補聴器が落ちて水をかぶってしまいました。あわてて、水を拭き電池を取り出し、少ししてから補聴器を試してみましたが、音が全くでません。ネットで見ると、「補聴器を水ずに落とした時は、直ぐに電池を取り出し、水分を良く拭いて1日程度自然乾燥すると、復旧する場合もあります。」との紹介がありましたので、翌日に再度ためしたが、やはり動作しません。 ああ。不注意で補聴器をダメにしてしまったと、落ち込みました。念のためと、電池を入れるカバーと、イヤーチップという、耳と補聴器を密着される部品も取り外して、さらに1日置いて試してみたら、何とピーをいうハウリングの音がしました。思わず「音が出た!!」と叫んでしまいました。
今回は、運よく復旧しましたが、今後は十分注意しようと思います。




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